さくら保育園

■設計ノート
保育園の増築計画です。
2006年に 保育室 を、2008年に 医務室(病児保育)の増築を計画させていただきました。
増築前の既存建物は、ところどころに「間合い」のようなものが存在し、伸びやかな印象をもっています。
2回の増築計画はともに、もともとの良さは、崩すことがないように配慮しています。

増築に対しては、様々な考え方ができますが、その存在(既存建物)が、あらたな存在(増築)の力をかりて、より惹きたち、新たな魅力を引き出せること・・・私は、それが、一番の理想だと思っています。

■データー.1/医務室
□増築面積:約4坪
□2008年9月着工、2008年10月竣工

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【左から1、3番目】
増築建物はなるべく低く、そして、四角ではなく、建物の隅をおとした台形のプランにしました。
すべて、増築する場所の奥にある、渡り廊下まで、光をたっぷり届けるための工夫です。
室内の写真だと、台形プランがわかるかと思います。

【左から4番目】
増築建物の高さを低くするため、また、構造的に力を分散させる事で予算的負担をさげるために、室内に2本、柱をたてることを提案させていただきました。

一番奥が園児のお休みをする場所、ちょうど柱の間は、看護士の机が置かれる場所です。
変形プランで、室内に柱までたててしまうため、最初から家具レイアウトと動線計画は細かく打ち合わせをおこない、使い勝手に見合う必要寸法を確保して設計しています。

一見、邪魔?・・・と思われそうな柱なのですが、
竣工して「なんとかならないかな〜?と思っていたけど(笑)、柱があって良かった!アクセントになってるね!」と喜んでいただく事ができました。
じっくり打合わせをした後は、いつだって、ずっと信じながらあたたかく見守り続けてくれました。
この場もおかりして・・・ありがとうございました。心より、お礼申し上げます。

■データー.2/保育室
□増築面積:約19坪
□2005年11月着工、2006年3月竣工

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【左から1、3番目】
保育室を2部屋増築しました。
子供の視線は低いので、その先には、空が広がります。鉄骨柱とサッシュのみの構成としました。
子供達の視界レベルに広がる丸窓は、園長先生いわく「潜水艦の中にいるみたい!」
・・・いつまでも楽しい園舎で、園児が沢山の思い出をつくっていってもらえますように。
【左から2番目】
間接照明と掲示板を組みこんだ造付下駄箱。

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